児童発達支援

衝動的な行動が目立つ自閉っ子が説明上手になるママの対応

言葉を知っていても、会話にならない自閉っ子

YouTubeやTVのセリフは、流ちょうに話すのに、会話に発展しない自閉っ子。
言葉は知っているのに、どうして会話ができないの?どうしたら質問に答えてくれるの?
と焦りと不安がつきまとうことがあります。

また、コミュニケーションが苦手な自閉症の子は、
衝動的な行動が多く、何を考えているのか理解することが難しいことがあります。

どうにかして、言葉や会話を増やしたいと思っているのに、
衝動的な行動が目立つ自閉っ子に対して、投げかける言葉は、
「〇〇しなさい。」「〇〇しない。」という命令と禁止の言葉になり
イライラした態度になってしまうことが・・・。

どのように接したらいいの?と途方に暮れることがあります。

自閉っ子の言葉の発達およびコミュニケーションの向上は、療育機関に頼ることだけではありません。

実は、おうちでの対応が一番の近道で、ママの肯定的な注目が対応のカギです!

衝動的な行動が目立ち、言葉が苦手な我が家の自閉症の息子

我が家の自閉症の息子は、幼稚園の年長さんになっても、
自分がしたいことをうまく言葉で伝えることができません。

また、面白そうなもの、なんだろうと不思議に思ったものなどに対して、
衝動的な行動が目立ち、いつでもどこでもとっさに動きます。

そんな衝動的な行動が多い自閉症の息子に対して、
私は「どうして、そんなことをしたの?!」「何がしたかったの?!」 と怒りながら質問をしますが、
質問と関係のないことを言って目をそらしたり、返事をしなかったりと会話にならない状態でした。

自閉っ子の衝動的な行動に対して理解が難しかった私は、
危険を回避したい、周りに迷惑をかけてはいけないという思いから
「〇〇しない!」と大声で行動を静止し、私が望む行動へ無理やり修正する対応をしていました。

すると、やりたい行動を無理に止められた自閉症の息子は、怒ったり、大泣きしたりという状態に・・・。

何とかして、息子の気持ちや行動を理解したい。やりたいことを言葉で説明できるようになってほしい。
という思いから、息子が年長になった年に
「発達科学コミュニケーション『おしゃべり上達メソッド』」を学び始めました。

すると、私自身が徐々に息子の気持ちを理解できるようになりました。
そして、衝動的な行動が多い息子がやりたいことを説明できるようになり、
コミュニケーションの向上がみられるようになったのです。

言葉を促す肯定的な注目

「発達科学コミュニケーション『おしゃべり上達メソッド』」は、
まず最初に、子供の行動に対して、肯定的な注目をすることを練習します。

では、子供の行動に対する肯定的な注目が、どうして言葉の発達を促すのでしょうか。

言葉の発達には、脳の発達が必要です。
そして、脳の発達には、行動すること、行動させることがとても重要になります。
そのため、好ましい行動が増えることで、脳が発達し、その結果、言葉の発達を促すことができるのです。

また、言葉が育つ条件として、他者と関わりたい欲求の発達が必要不可欠です。

肯定的なママの注目は、関わりたい欲求が低い自閉っ子にとって、その欲求を高めることができます。 
子供は、いつもガミガミ言ったり、イライラしているママよりは、笑顔なママと時間を共有したいはずです。

このように、肯定的な注目は、言葉が苦手な自閉っ子の言葉の発達を促すことができるのです。

では、自閉っ子が説明上手になる具体的な方法について説明します。

自閉っ子が説明上手になる2つのテクニック

①笑顔で子供の行動観察をすること(見守ること)。

自閉っ子の行動を笑顔で観察します。大切なことは、笑顔^^です。
笑顔は視覚優位な自閉っ子に対して、効果的に肯定的な態度を示すことができます。

行動を起こすのに時間がかかったり、衝動的な行動をしようとする自閉っ子ですが、
そこを笑顔で見守ることで、行動の順番や行動を起こすまでに必要な時間、
そして行動を起こした理由などを理解できるようになります。

自閉っ子が行動を起こすには、どうしても時間がかかってしまいますが、そこはぐっと我慢。 
「もうやらないのかな~。」なんて思った頃に動き出すということが多々ありますよ^^

衝動的な行動の理由や行動を起こすまでの時間を理解できるようになると、
「〇〇しない。」「早く〇〇しなさい。」という無駄な否定的な対応をする必要がなくなります。

②子供が行動したことを「〇〇したね」「〇〇できたよ」と言語化すること。実況中継すること。

「歯磨きしたね」「プラレールで遊んでいるね」「YouTubeを見るのをやめたね」など
子供がしている行動をそのまま言語化してあげます。

笑顔で実況中継することで、子供の行動を肯定的にとらえます。

そして、行動と言葉を結びつけることで、行動を説明することができるようになっていきます。

家事に仕事に育児にと毎日忙しいママ!本当にお疲れ様です^^

忙しいママにとって、笑顔で、じっくり子供の行動を見守ることは、大変なことです。
けれども、ママの笑顔は、自閉っ子の行動に肯定的な注目を与え、言葉の発達を促します。
まずは笑顔で自閉っ子の行動を観察してみませんか?

発達科学コミュニケーション リサーチャー 飯田 恵鴻

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