1.不安の強い自閉っ子へのNGワード
不安の強い自閉っ子にとってのNGワードってご存じですか?
それはネガティブな声かけです。
怒る。叱る。脅すような声かけは絶対NGです。
不安が強めの子はネガティブな記憶を貯めやすく、それが行動を抑制してしまいます。
行動しないと脳は発達していきません。何か行動を起こさせたいときは必ずポジティブな言葉で促すことが必須です。
行動して欲しいがために、「~しないと~できないよ。」「~しないと怒られるよ。」と言ってしまうとその時は行動するかもしれませんが、ポジティブな記憶としては残りません。
ポイジティブな声かけでできたことは成功体験として残っていき、今後も行動しやすくなっていきます。
2.NGワードが自閉っ子の自立を妨げる
私も声かけに失敗した1人です。
おしっこを我慢して、なかなかトイレに行かない息子に
「おしっこもれちゃうよ!もれたら~できないよ!」と声をかけ、
夫も「トイレいかないとお化けがくるよ!」なんて夫婦そろって脅すような声かけばかりしてしまいました。
そんな息子はトイレに恐怖心を抱き、ますます行かなくなってしまい、「ママ怖い。ついてきて。」と息子の自立を遠ざけてしまいました。
声かけを変えてからは少しずつ自信を取り戻し、今では怖いということはなくなりましたが、この怖い気持ちを解消するのに数ヶ月かかってしまいました。
ネガティブな言葉をかけて、行動を促したとしても脳はよく働きませんし、好ましい行動をふやすことに繋がっていきません。
むしろその恐怖心がいつまでたっても頭から離れず、様々な場面でフラッシュバックして行動を抑制してしまいます。
今後のためにも、ポジティブな声かけに変えてポジティブな行動をふやしていきましょう!!
3.NGワードからポジティブワードへの変換
やることはシンプルです。
NGワードをポジティブワードに変換しましょう!!
例えば
・「できないよ~」
→×「やればできる」
→○「ここまでできたね。」 ちょこちょこ褒める!
・「~したくない」
→×「~しないとお化けがでるよ」「~しないと~してあげないよ」脅すような内容はNG
→○「~したら~できるよ」 行動した先のご褒美を!
・「ママ~やって~」
→×「~歳なんだから自分でやりなさい」
→○「ママと一緒にやろう」「ここはママも一緒にやるね。~は自分でできるかな。」スモールステップで!
少しでもできたことを褒めるようにしていくと成功体験がたくさん積まれていきます。
また行動した結果どんないいことがあるのか分かるように伝えるとポジティブな気持ちで頑張れます。
ちょっとしたことかもしれませんが意識してポジティブな声かけをしていきましょう。
▼東原あやInstagram https://www.instagram.com/higashihara_aya/ インスタグラムで不安の強いかんしゃくっ子への対応について書いています!
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発達科学コミュニケーショントレーナー 東原あや