1.不安の強い自閉っ子に必要な2つの力
不安の強い自閉っ子は、何をするにも初めてのことは嫌がったり、慣れるのに時間がかかったりしますよね。
それは、これまでの経験からネガティブな記憶がよみがえってきてまた失敗するかもしれない。
また嫌な思いをするかもしれない。そんなことを思ってしまうことが原因です。
そんな自閉っ子にはまず今できていることを褒めて、自信を持たせてあげましょう。
そして「自己効力感」や「自己学習力」という力をもっていることが、自閉っ子が何か新しいことにチャレンジしていく上でとっても重要です。
①自己効力感とは「自分ならできる」「きっとうまくいく」という未来の自分に対する期待感や自信のことです。
②自己学習力は壁にぶつかった時に自分でなんとかする力のことです。
この自己効力感や自己学習力という2つの力を育てていくことが、「不安があっても一歩を踏み出せる」「自立していく」ということに繋がっていきます
自己効力感や自己学習力という2つの力を育てるには、ママの日々の肯定的な声かけが欠かせません。
自分の行動を肯定されると自分の行動に自信をもてるようになります。そして、もっと自分を高めたくなって好ましい行動が増えていきます。
行動することで脳も発達していき、成功体験をたくさん積んでいくことで、この2つを身につけさせることができます。
ママの力で成功体験をたくさん作ってあげましょう。
2.ママべったりだった自閉っ子息子
私の息子はとっても不安が強く、何をするにも「ママやって。ママも来て。」とママにべったり。
自信がないことは嫌がってやろうとしませんでした。
それが今、できていることに注目して肯定的な関わりを増やしていくことで少しずつ自信がついていきました。
できるかもよ?と促せば、チャレンジすることも増えました。
脳は行動したときに発達していきます。
不安の強い子は不安が足を引っ張って行動できないので、脳の発達する機会を減らしてしまうことになってしまいます。
ママのうまい声かけで自信をつけ、行動量もUPさせていきましょう。
3.自閉っ子に必要な2つの力を授ける方法
①「自己効力感」②「自己学習力」の2つの力を身につける方法を3つお伝えします!
◇ママの肯定的な声かけ8割を目指しましょう。
肯定にはこんなにも種類があるのでバランス良くつかってみてください!
①褒める:頑張ったね。できたね。
②励ます:あと少しだね。
③感謝する:ありがとう。(役に立てて嬉しい)
④興味や関心を示す:何作ってるの?へ~知らなかった。
⑤気付いていると知らせる:○○してるんだね。
⑥喜ぶ、驚く:~してくれて嬉しいな。もう~してくれたの?
⑦スキンシップ:肩や背中に触れる。ハイタッチ。
⑧ジェスチャー:うなずく。拍手。OKサイン。
⑨次の活動に誘う:ママと一緒に~しようか。
⑩同意する:そうだよね。ママもそう思う!
◇得意なことを伸ばしましょう。
どうしてもできないことに目が行きがちですが、得意を伸ばすことで自信がつき、苦手なことが影響を受けて引っ張られていきます。
◇何かチャレンジするときにはスモールステップで進めましょう!
子どもの目線に立って、ちょっと頑張ればできるところを目標にして、成功体験を少しずつたくさん作っていきましょう!!
▼東原あやInstagram
https://www.instagram.com/higashihara_aya/
インスタグラムで不安の強いかんしゃくっ子への対応について書いています!
不安の強いかんしゃくっ子をイライラせずに発達させる 自閉症専用3ヶ月おしゃべり上達メソッド
発達科学コミュニケーショントレーナー 東原あや