1.登園渋り…理由を教えて(>_<)
登園しぶり...ママはとっても困ってしまいますね。
本人に聞いても理由を話してくれない。
先生に聞いても「幼稚園では楽しそうにしてますよ。頑張ってますよ。」なんて言われるとますます分からない。
理由がよく分からないから、どう対応していいのか分からない。こんなお悩みありませんか?
一番いいのはやっぱりおしゃべりで伝えてくれるようになることなんです。
これができれば、何が嫌なのか、何が不安なのか分かるので、対策ができます。
おしゃべりの力をどんどんUPさせてあげましょう!!
2.何度も繰り返す登園渋り
自閉っ子はネガティブな記憶をどんどん貯めてしまう傾向があるので、登園渋りを様子見すると登園をしぶる嫌な気持ちがどんどんたまり、どんどん自信がなくなっていきます。
なるべく早く対応することが肝心です。
私も息子が幼稚園時代、何回も、いや数ヶ月~1年近く登園渋りに悩みました。
行きたくない気持ちはあるけれど、行ってしまえば楽しく遊んでいるという話を先生から聞いて、慣れるかな。と様子を見ていたら、これが一向に慣れない。
入園して1~2週間は他にも泣いている子がいましたが、そのあと泣いているのはうちの子だけ...。周りからも心配される...そんな視線を浴び続けること数ヶ月。やっと一学期が終わったと思ったらすぐに2学期が始まり、また渋って泣く...。そんな幼稚園の始まりでした。
年少さんの2学期の途中でようやく泣かなくはなったものの、何か行事があるたび、学年が変わるたびに登園をしぶり、ついに年長の2学期には普段とは違う泣き方をしながら、「行きたくないよ~」と言ってきました。
「もうげんかいだよ~」とでも言いたそうな泣き方に私も苦しくなり、その日はおやすみをしました。
ちょうど発達科学コミュニケーションを学び始めて、少したったころでしたので、おしゃべりは上達してきていました。
また、私が正しく「褒める」という関わりを続けてきたこともあり、しばらくして自分から「ダンスが苦手」と素直に話してくれました。
その話を先生にお伝えしたところ「ダンスはすごく頑張っていたので好きなのかと思っていました」と返ってきました。
本当は苦手だけど、頑張らなきゃという思いで一生懸命になりすぎて疲れてしまっていたのかもしれません。
それを、先生に伝えたよ。と息子に話すとその次の日からまた登園を再開することができました。
改めて、おしゃべりできるからこそ、本当の想いが分かる、分かるからしてあげられることも多いし、解決も早いと実感しました。
いつかおしゃべりしてくれるかな、と悠長に待っていてはだめなんだ。こちらがおしゃべりの力を伸ばしてあげなきゃいけないと強く思った出来事でした。
3.登園を渋る理由を教えてくれるようになるおしゃべり上達メソッド
では、どうやっておしゃべりを上達させればいいのか。
これがおしゃべり上達メソッドです。
1.ジョイントアテンション(共同注視)を育てる
子どもが他の人と同じ物や人に注意を向けることです。ただ「これ~だね」とママが伝えても興味がなければ見てはくれません。
ママが子どもの見ている物に入っていって「~だね」と声をかけるところから始めましょう。
2.ペーシング
子どものペースにママが合わせてあげながらお話してください。返事がないからと矢継ぎ早に話すのではなく少し待つようにします。
まだおしゃべり発達途中の自閉っ子の脳は聞いた情報を処理するのに時間がかかります。ゆっくり優しい声で話してあげてください。
そうすると、返事をしてくれるようになってきます。
3.1Upルール
お子さんの話している言葉に1語たしてあげましょう。
1つの単語を話しているなら2つの単語で話します。
お子さん「ブーブー」 ママは「ブーブー来たね」お子さん「ブーブー来た」 ママは「赤色のブーブーきたね」
こんな風にお子さんの次の言葉の発達レベルで話しかけてあげてください。
最後に、ここまでおしゃべり上達メソッドを簡単にお伝えしてきましたが、おしゃべり上達メソッドをするときの基本は普段から「褒める」ことを心がけることです。
そういう関わりをするからこそ自閉っ子はママにお話したい、お話してみようという気持ちになっていきます。
「褒める」関わりを8割!!これもぜひ心がけてみてください。
▼東原あやInstagram https://www.instagram.com/higashihara_aya/ インスタグラムで不安の強いかんしゃくっ子への対応について書いています!
不安の強いかんしゃくっ子をイライラせずに発達させる 自閉症専用3ヶ月おしゃべり上達メソッド 発達科学コミュニケーショントレーナー 東原あや