◇ママの細かすぎる指示出しが幼児に必要なワケ
自閉っ子に「着替えて~」「歯磨きして~」なんて声かけをしても動いてくれないことってないですか?
一つ一つ、指示を出しているのにな...。と思うことありませんか?
実はその一つ一つは子どもにとっては1つではなかったりします。
「着替え」だと大人は着替えを準備して、着るでおしまいですよね。
それが行動がゆっくりの自閉っ子にとって「着替え」はもっと細かい作業なんです。
まず着替えはどこ?どれを着たらいいの?頭通すの?腕通すの?
はじめは??がいっぱいです。
成長してくると、自分で自分に「こういう行動をしよう」という指令を無意識に出して行動します。
例えば、家に帰ってきた。『手を洗おう。トイレ行こう。』と声に出さずに自分に指令を出します。
それが小さい内は一つ一つ意識的に細かく指示出しをしないといけないんです。
行動が定着するまでは、まずは、お母さんがお子さんの代わりに指示出しの役割を担ってあげる必要があります。
そして、その行動を自分でできるようになれば指示出しは必要なくなっていきます。
◇指示をしても動かない息子にイライラしてました。
私も、なかなか着替えをしない息子に「早く着替えて~」と何度も言っていました。
着替えてって言葉は知っているはずなのに全然動き出さない。段々声も大きくなり、イライラ声で「早く着替えてよ!!!」と言ってしまっていました。
それが指示を細かく伝えることで、動き出しが早くなっていきました。
動かない息子にイライラしてお互いの機嫌を損ねる前に、動きやすい指示出しをしてあげられたらよかったなと今では思います。
◇ママの本当にいい指示の出し方
指示出しの仕方のポイントは、行動を細かく分解して細かくすることです!
例えば:着替え
①シャツ着ようね ②パンツはこうね ③Tシャツ着ようね ④ズボンはこうね
これで不十分であれば、腕通すよ。足通すよ。もっと細かいほうが良ければもっと行動を細かく分解してもいいです。
本人が動きやすいレベルの指示出しを工夫してみてください。
はじめは指示が多くなりがちですが、行動が定着してくれば自然と指示しなくてもできるようになっていくので今は丁寧に関わってあげましょう!
▼東原あやInstagram https://www.instagram.com/higashihara_aya/ インスタグラムで不安の強いかんしゃくっ子への対応について書いています!
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発達科学コミュニケーショントレーナー 東原あや